秋の終わり、冬のはじまり。

こんにちは、千葉県成田市（加良部・酒々井駅前）と富里市（七栄）に店舗を構えるクリーニング専門店です。「10年前のシミもあきらめない」をモットーに、特殊染み抜き技術と丁寧な手仕事で、多くのお客様にご満足いただいております。

11月は“整える人”が、気持ちよく冬を迎える月

朝晩の空気がひんやりして、街の木々も少しずつ冬支度を始めています。
店の前を掃いていると、落ち葉が風に舞っていく——そんな光景を見ると、
「もう冬がくるんだなぁ」と毎年しみじみ感じます。

11月は、服も暮らしも心も整える季節。
この時期、クリーニング店にはいろんなお客様がそれぞれの“準備”をしにいらっしゃいます。

今日は、そんな11月に印象に残ったお客様のエピソードをいくつか紹介しながら、
「この季節のケアの大切さ」を一緒に考えてみたいと思います。

文化の日に感じた「装いの文化」

11月3日、文化の日の朝。
いつも笑顔でご来店くださる70代のご夫婦がいらっしゃいました。

「このスーツ、ちょっと直してもらいたくてね。来週、旧友と集まるんですよ。」
そう言いながら、奥さまが隣でうなずいていました。

聞くと、退職以来10年ぶりの同窓会。
ご主人は、「少しでもきれいにして行きたい」とのことでした。

その言葉を聞いた瞬間、
“服を整えることは、その人の心を整えること”だと改めて感じました。

文化の日は「自由と平和を愛し、文化をすすめる日」と言われますが、
“装いを整える”ことも立派な文化のひとつ。
そのスーツが仕上がったあと、お渡しの際にご夫婦が並んで笑顔で受け取られた姿は、
とても印象的でした。

立冬の頃に起きた「冬支度のトラブル」

11月7日ごろの立冬。
寒くなり始めたこの時期、冬服を出したお客様からこんなお話を聞きました。

「去年のコート、出してみたら白いカビが…！慌てて持ってきました。」

よく見ると、ウールのコートの裏地にうっすら白い斑点。
これは、しまう前に落としきれなかった汗や皮脂が原因で、
保管中の湿気に反応してカビが出てしまった例です。

お客様は「しまう前にちゃんとクリーニングしておけばよかった」と反省されていましたが、
それでも早めにお持ちくださったおかげで、
生地はきれいに復活しました。

立冬の頃は、まさに“冬物を着る前点検”のチャンスです。
コートやダウンを出す前に一度プロに見てもらうだけで、
安心して冬を迎えられます。

七五三のあとに届いた、うれしいお礼

11月15日、七五三が終わった翌週のこと。
小さな女の子のお母さまが、着物を持って来られました。

「娘の七五三、無事に終わりました！ 着物、すごくかわいかったんですけど…
　やっぱりお菓子の食べこぼしがついちゃって。」

淡いピンクの晴れ着には、小さなシミがいくつか。
でも、早めにお持ちいただいたおかげで、
シミ抜きもスムーズにきれいに仕上がりました。

お渡しの時、お母さまが嬉しそうにこう言ってくださいました。

「これで次の子にも着せられます。本当にありがとうございます。」

その言葉がとても印象に残りました。
思い出の衣装は“その瞬間”だけのものではなく、
家族の記憶をつなぐものでもあります。
きれいに整えて次の世代へ受け渡す——
それもクリーニングの大切な役割だと思います。

いい夫婦の日に聞いた、ちょっと素敵な話

11月22日「いい夫婦の日」。
この日は、ご夫婦で来店される方が多い日でもあります。

あるご夫婦は、お互いのコートを手に持ってご来店されました。

「夫のコート、私が代わりに持ってきたんです」
「いやいや、僕が先に“君のコートも出しておこう”って言ったんですよ」

お二人の会話に、思わずこちらも笑顔になりました。

クローゼットの整理を一緒にするというのは、
簡単なようでいて、実はとても素敵なコミュニケーション。
服を整えることで、家の中も気持ちもスッキリしていきます。

いい夫婦の日は、“感謝を行動で伝える日”。
服を通して「ありがとう」を届けることができる、
そんなあたたかい時間を感じました。

勤労感謝の日に“働く服”を労う

11月23日、勤労感謝の日。
その朝、ひとりの常連の男性がスーツを数着まとめて持ってこられました。

「年末が近いからね。仕事で使う服を全部きれいにしておこうと思って。」

聞けば、その方は営業職で毎日スーツを着るお仕事。
「服がきれいだと、気持ちが引き締まるんですよ」と、
笑顔でお話しされていました。

その言葉にハッとしました。
働く服って、ただの道具じゃないんですよね。
その人の頑張りや責任感が詰まっている。

勤労感謝の日は、自分自身だけでなく、
“毎日一緒に働いてくれた服”にも「ありがとう」を伝える日。
そんな想いで整えておくと、
次の日のスタートも気持ちよく切れそうです。

いい服の日（11月29日）──服を大切にする心を思い出す日

11月の終わり、少しずつ年末の気配がしてくる頃。
「いい服の日」にちなみ、こんなエピソードがありました。

40代の女性のお客様が、
大切そうにトレンチコートを抱えてご来店されました。

「これ、学生の頃に初めて自分で買ったんです。
　20年近く着てるけど、どうしても手放せなくて。」

そのコートは、袖口に少しスレがありましたが、
まだまだしっかりしていました。
クリーニングと軽い補修をしてお返ししたとき、
お客様はとても嬉しそうにこう言われました。

「やっぱり、手入れすると気持ちも整いますね。」

トンボ学生服が制定した「いい服の日」は、
まさにそんな“服を大切にする心”を思い出させてくれる日です。

11月中にやっておきたい「冬前のお手入れ」

ここからは少し実用的な話を。
12月に入ると、クリーニング店はどこも混み合います。
仕上がりまでの時間が長くなるので、
「11月中に出しておく」ことが大切です。

特におすすめなのは、
・布団・毛布などの寝具類
・カーテン・絨毯・ラグなどのインテリア品
・靴・バッグ・革製品
・着物や礼服などの特別な衣装

これらは仕上げに時間がかかるものばかりです。
年末の大掃除や新年の行事に向けて、
今のうちに一度きれいに整えておくと、
年の瀬が驚くほどスムーズに迎えられます。

整えることで、気持ちが整う

文化の日、立冬、七五三、いい夫婦の日、勤労感謝の日、そしていい服の日。
こうして並べてみると、11月は“感謝と準備”の月なんだと感じます。

どの行事にも共通しているのは、
「誰かや何かにありがとうを伝える」ということ。
服もまた、その対象のひとつです。

お気に入りの服、働く服、思い出の服。
それぞれに物語があり、誰かの時間を支えてくれています。

だからこそ、11月はそれらを丁寧に整える季節。
きれいになった服を見て、
「今年もがんばったな」と感じられる時間こそが、
クリーニングの本当の価値かもしれません。

さいごに

この11月、あなたのまわりの“整えておきたいもの”は何でしょうか。
服や布団だけでなく、心の中も少し軽くしておく月。

「今年の汚れは今年のうちに」。
それは、汚れを落とすことだけでなく、
一年を気持ちよく締めくくるための言葉でもあります。

整えた服を着ると、気持ちまで整う。
その積み重ねが、12月を穏やかに、冬を心地よくしてくれます。

🧺 服を整えることは、自分を整えること。
この11月、あなたの“いい服”も、心も、
一緒にきれいに整えてみませんか？

クリーニングマイ★スターとは

私たちは、千葉県成田市（加良部・酒々井駅前）と富里市（七栄）に店舗を構えるクリーニング専門店です。「10年前のシミもあきらめない」をモットーに、特殊染み抜き技術と丁寧な手仕事で、多くのお客様にご満足いただいております。

衣類の素材や汚れの状態に合わせて、最適な方法で一点一点丁寧に処理。一般的なクリーニングでは落ちない黄ばみ・古シミ・インク汚れ・ワイン・血液など、どんな汚れも本気で向き合い、徹底的に取り除きます。

「他店で断られたシミが落ちた」「思い出の服がまた着られた」とのお声も多数。衣類のトラブルは、どうぞお気軽にご相談ください。地元の皆様に愛される、信頼と技術の店として、今日も真心こめてお預かりします。

この季節のお勧め

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